左脳、死んでも生きてるってよ

障害者でもないが健常者でもない。普通でもなければ異常にもなれない日々。

時給1200円に目が眩んだサグちゃん!そこはみんな目が死んでるダウナーなオフィスだったの!え!時給1000円!?聞いてたことと違うぞ??一体どうなっちゃうの〜〜!?

さすがに文字を入力すれば金がない太ったとしか発信していないような気がする。その現状を変えるためのことはしているんだから、自分で自分を急かさないでとにかく今あることをやるしかないと思えてきた。

 

新しいバイト先の話をしようと思う。

駅から少し離れた雑居ビルの一階。すりガラスの冷たいドアに「OPEN」というプレートがかけてあるが全くOPENしちゃいけない系だろとしか思えない外観だった。

 

内観も、なんだかなにかの、世界の片隅に無差別に物をブチ込んでますというような薄暗く雑多な一室だった。所狭しと押し込められたなにかの商品、その真ん中に辛うじて長机の上にでかいディスプレイのパソコンがテトリスのように置かれ、無表情で年齢不詳の人が3人くらいいた。

 

社長は俳優の松村利文さんの良心と笑顔をえぐり出して目が死んでいる物静かなおじさんだ。なにを考えているか全くわからない、人1人殺しててもそんなに驚かないような。とにかく全く感情がわからない。

 

面接後、少しパソコンの作業を行ってから次から来てくださいと言われた。拍子抜けした。しかも時給1200円だから応募したのに最初3ヶ月は時給1000円だと言う。詐欺じゃねーのか。しかし、流れ的にお断りすることは難しく、勤めることになった。

 

内容はネットショップの運営で、仕入れてアップし販売。梱包して発送。ぶっちゃけ転売に近い、というかグレーな感じがするけど販売の知識が全くない上に計算も苦手だ。ただ、会社にかかってくる電話を取ることはできる。タイピングもできる。梱包もできる。いつも新しいバイトにつくたびに「無駄なことはないな」とマジで思い知らされる。唯一胸を張って後世につたえられそうなことだ。

 

社員は女の人1人、男の人1人、社長。という構成で本当に世界の片隅なのではないかというくらい閉塞感がすごい。女の人はめちゃくちゃ優秀で、社長にも思ったことをすぐ言う。けれどわからないことがあれば何度も教えてくれて仲良くなりたいと思っている。男の人は、かなり無口で自分のことしかやらない。最近は仕事が増えたことでその人の手伝いも増えたが、なんとなく私への苛立ちが滲み出ている気がする。私の言い分としては説明が少なすぎるので質問が多くなってしまう。「あ、それは適当でいいっすよ」と言われることが多く、その件が「え?これ適当でいいの?」と思うことがあり噛み合わない。しかし「これはこれするんじゃなかったでしたっけ?」と彼なりの優しさで教えてくれている。

 

ぶっちゃけ今のバイトより賃金が上がるかの不安が拭えないが、なかなか悪くはない職場かなぁと思う。

最近は近くにデカい公園があるのでそこに弁当を持っていき、シャボン玉となわとびをするのにハマっている。なわとび、以外と飛べない。

 

どうか時給が1200円になりますように…………

南無……………………