左脳、死んでも生きてるってよ

障害者でもないが健常者でもない。普通でもなければ異常にもなれない日々。

届かないから落ちるのか落ちたら届くのか

クソ。

クソ。

クソ。

 

毎日が悔しい。

どうにもこうにも何もかも八方塞がり。

 

バイトの面接は最悪で、中国語しゃべれますとか言っちゃった。

フラッシュバックするのは就活の思い出。

 

自分で言うのもなんですが私は割と面接は得意で、特に集団面接となると他の人たちのキャラクターを分析し、とにかく自分が目立つキャラクターを演じてとにかく印象を残し、ウケを狙ってきた。職種としてもエンタメ系だったので面接はいいところまで大体進むものの、いつも肝心なところで落ちた。

 

そもそも「就職したい」と思って居なかった。

大学生活は、最初にピークを迎えたらあとは落ちていくばかりで毎日金縛り、喉の渇き、顔面の痙攣、毎日涙が止まらない日々だった。心無い言葉や人間関係がほころびて何をやっても人に伝わらない、頑張っても頑張っても頑張ってないみたいな、なんの跡も残らない。誰の心にも何も残らない。

 

面接は交通費もかかるし何度も何度も履歴書を書いてむっちゃ書いて、添削してもらって、他の人たちは就活なんてして居なくて、大学院にいくとかそう言うことかよくわかんない子とか先輩とツテとかでなんとかして居た。自分だけ謎の望んでもない、ましてや攻略の方法がない怪物を倒すために誰もしてないことを頑張って、それでも全然頑張ってないですよみたいな顔してた。

 

面接はラフでちょっとおしゃれっぽいギョーカイ人っぽい様々なおじさんがずらりと並ぶ。最後の晩餐みたいだ。もしくは松田優作家族ゲーム」を思い出した。

 

「入社してやりたいことは?」と言う質問に答えると、「そう言うことがしたいの。ふーん。俺たちがもうやり尽くしたようなことだねそんなのが新しいと思ってるんだ」と小馬鹿にするおじさん。

 

「カラオケ好きなの?じゃあここで歌って見てよ!あー、これは今じゃセクハラかぁ」

 

一番しんどかったのは最終面接。なんと社長と学生私を含めた5人と高級中華を食べながらお話しするという面接だった。あの、高級中華のでかい丸い回るテーブルにそれぞれ座る。なんか、エヴァのゼーレみたい。

 

ところが、私がどんなに喋ったり相槌したり、話を回したりしても社長がガン無視するのだ。大の大人に今ガン無視されている。質問されて、私が喋り出すと社長はお手洗いに言った。確信犯だろ。泣きそうで、いや、静かに隠れて泣いて、高級中華も綺麗な盛り付けを眺めるだけで味がしなかった。

 

もちろん、落ちた。

結果、全部落ちた。

そもそも就職したいなんて思ってなかったから。

自分のためにじゃない、周りに「すごい」と認めて欲しかっただけだから。

当たり前だった。

 

今にも夢に出る。

私が何を喋っても誰も笑わない、誰もこっちを見ない。

現実の地獄。

 

誰かに認められたい

その前に必要だったのは

私が私を認めてあげることだった

 

でももう無職の私には自分の何をどう自己肯定したらいいかわからない

気がつくと進入できそうな屋上を探して、風は日が暮れると寒いね。

落ちるときに風は感じるんだろうか。