左脳、死んでも生きてるってよ

障害者でもないが健常者でもない。普通でもなければ異常にもなれない日々。

強くなりたい、優しくしてほしい

先日、大学の友達と少し遠出した。

景色の良いところ。海も山も川もあるところ。

 

大学時代は嫌でも顔を合わせていたのに今では半月に1度会えたらいい方で、みんな大人になった。会社に勤めて転職したり、大学院に行って就活したり、会社に勤めたり辞めてフリーターになったり、いろいろだ。いろいろあって、いろいろ聞きたいけどそこは抑えてアルコールを一滴も飲んでないのにテンションの高い役をする。楽しかった。

 

みんな各々生活の不平不満はある中でいつものように集まって来てくれた。それだけで尊いことだ。あまり現在の生活を探るのはなんだか違う空気だった。その中には私の嫌いな人と関わりある子もいて、その子の名前が出るたびにぐっと堪えた。今、このみんなでいる時間が大事だから。

 

もうみんなで集まるということも少なくなって行くのは目に見えている。誰かの勤務、休日、結婚、出産、我々が参加しないだろうなんてイベントが普通に転がっている。陰気な私たちですらそれを通って行くのが「まとも」かのような世の中で、こんな男女数名で遊びに行ったりなんて、無理だろう。寂しい。大人になるということは寂しい。お酒がないとダメになる。恋人がいないと異常と粗探しされる。太ると「モテないよ」と言われる。男女で結婚して子供を産むということがいかに前提とされて生きているか、身にしみる。

 

大人になっても、ジジイ、ババアになっても別に色恋沙汰とかマジでないので少し遠出をしてもダメなんだろうか。とりあえず今の話や未来の話、思い出話をしながら飯を作ってみんなで食べて、酒飲んで。そんなんもよくないか。むしろ自分の親がそんなコミュニティがあったらすごい羨ましい。そこでまた家族で仲良くなったり・・・なんて夢みたいな話だろうか。

 

みんな各々、苦しくない程度にお金を稼げるようになって、またみんなで集まる。励ましあったりしなかったりとりとめのない話をしたり。そんなんも良くないか。

 

とにかく友達を諦めずに作ったことはブレない自信になっている。

今後も友達孝行をしていきたいし、してほしい。

ちなみに10月は誕生日なので優しくしてほしい。