左脳、死んでも生きてるってよ

障害者でもないが健常者でもない。普通でもなければ異常にもなれない日々。

左脳、死んでた

2011年某日

 

「あなた、左脳死んでるねえ」

 

そう、私の左脳は死んでいた。

「なんかゆらゆら帝国っぽいな」と思った。

 

人間、悲しいことが蓄積されると左脳が処理しきれず

感情を感じ取る部分、記憶する部分が疲弊してしまうらしい。

そういえば2年くらいほぼ毎日涙が止まらなかった。

電車を乗るたび親子連れを見ては泣き、道端を歩けば無邪気に遊ぶ

小学生を見て泣き、散歩している犬に泣き、仕事中にも泣いた。

 

普通にヤバい人だった。

 

左半身も動かしづらくなっていたし、記憶がなくなるし、味覚も無くなっていた。

大好きな映画や音楽や服に全く興味がなくなった。

けれど最もヤバいのは「そんなしんどいことあったかな?」

と自身に起こっていることに全く自覚がなかったこと。

 

帰りの薬局ではラジオが流れていた。

エレファントカシマシの「悲しみの果て」だった。

 

《悲しみの果てに 何があるかなんて

 俺は知らない 見たこともない

 ただ あなたの顔が 浮かんで消えるだろう》

 

オー!ベイベー!どん底に落ちてる時は全く気づかないってのが人間!

これからは過去と現在をぐちゃぐちゃにして新たらしい左脳を作っていくために

カウンセリング1回8000円分をこのブログに叩きつけたいと思う。

 

オー!ベイベー!